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どうも、ジョレです。
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今回は嘘デッキです。エイプリルフールなので。
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嘘デッキって何?
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◇はじめに
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まず、このカードを見てほしい。
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(公式カード検索に飛びます)
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見てもらえれば分かるとおり、かなりマニアックなカードで存在そのものを知らない人も多いのではないかとも思います。
そして、一部では
最弱のカードのひとつとして有名なのです。
(参考:
最弱のクリーチャーは何か / 丁寧 | note)
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その残念な要素を挙げていくと、
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-単純にクリーチャーとして
スペック不足
(基本的には《禁断 -封印せされしX- / 伝説の禁断ドキンダムX》を大幅にスケールダウンさせたもの)
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-必ず最初の手札に加わるので、実質
手札が1枚減った状態でゲームがスタートすることになる
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-最終禁断フィールドと異なり、山札の枠はしっかり食う
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-手札、墓地以外にあると即座に墓地に置かれる(バトルゾーン以外では常に両面の能力を参照するため。総合ルールより)。つまり、マナゾーンに置くとマナを生み出すどころか即墓地に落ちるため、通常のカードと異なりマナを生み出せない。
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つまり、早い話がハンデ。
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将棋で言う駒落ちみたいなものです。
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しかし、見方を変えると使えなくもないのではという疑惑が生じ、、、
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◇反論タイム
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-確実に初手に来る
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初手に来る(最初から使える)カードには他に零龍の存在があります。
相手に手札を与えるというそこそこ大きいデメリットはあるものの、最初から場に置かれるので42.7%の壁にぶち当たって零龍のためのカードが腐ると言うことは無く、各種儀のボーナスを確実に受けることが出来ます。
つまり、デメリットがあっても使い道さえあれば、この性質によって安定したゲームメイクができるというメリットに換えられるはずです。
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-墓地を離れにくい
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墓地メタと呼ばれるカードには墓地のカードを山札などに還してリセットするタイプがあります。
目醒めの刻は山札に戻っても墓地に置かれるため、墓地カウントが完全に0になるのを防いでくれます。これによってもしリセットされても、墓地カウントを元に戻すターンを短縮できます。
また、墓地を山札に戻すなどしてコストにするカードのと組み合わせると墓地を消費せず、2枚目以降の展開が容易になります。
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-ノーコストで墓地を増やせる
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マナに置くと即座に墓地に置かれるため、ルーターが足りない場合など苦肉の策として通常のマナチャージを墓地を増やすアクションにできます。
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-山札にいてほしいカードを残せる
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初手に来る性質は逆に言えば、他のカードが山札に残る可能性を上げているということでもあります。
具体的には捲り系のヒット率が数パーセント高くなります。
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まあ、初手が少ない分捲り系のカードを引ける確率自体が減る影響の方が大きいのでこれは嘘。
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-とこしえの超人を逆に利用できる
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EXライフvsデスフェニスターの質問のように状態定義とはいえ山札から封印を付けるため、相手の場にとこしえの超人がいる場合マナを直接4枚増やすことができます。
目醒めの刻をなんとかして使おうとする場合、どうしても墓地利用が多くなるのでとこしえを強引に突破できるかもしれない選択肢が存在するのはありがたいです。
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以上の屁理屈と言い訳を押し通したナニカがこちら。
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◇構築
『目醒めジャオウガゼロ』
3 x 禁断 ~目醒めの刻~/禁断のドキンダム
4 x ニンプウ・タイフーン
4 x 勇愛の天秤
4 x バッドドッグ・プレス
4 x メルゲ否男/「今も我らの願いはただひとつ」
4 x ゲット・ザ・フューチャー
3 x コッコ・武・ルピア
1 x 「非道」の鬼 ゴウケン齋
1 x パンヌダルク
4 x カツラデランス/「アフロ行きま~す!!」
4 x 鬼ヶ邪王 ジャオウガ・ゼロ
4 x 鬼ヶ鬼 ジャオウガ
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◇概要
目醒めの刻の特性を利用して、ニンプウタイフーンで高速墓地肥やしからのジャオウガゼロ早期召喚を狙うデッキです。
初期手札5枚のうち3枚が目醒めの刻なので実質2枚スタートというまごうこと無きクソデッキですが、デッキの半分以上をルーターで埋めることで誤魔化す金太郎飴的な戦法をとってギリギリ動けるようにしてみました。
ゲーム開始直後のセルフ手札公開に加え、ニンプウタイフーン以外にも目醒めの刻と絶妙なシナジーを形成するカードの数々で奇怪なプレイを見せつけて積極的に笑いを取っていきましょう。
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◇流れ
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①2t目にニンプウタイフーンで手札をすべて入れ替える。
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②山札に戻った目醒めの刻はクリーチャー面の能力が適用されて墓地に置かれる。
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③3t目に勇愛の天秤、我らの願いはただ一つを唱え手札を入れ替えながら墓地の枚数を増やす。
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④ニンプウタイフーン、目醒めの刻×3、勇愛、願い、捨てた手札2枚でちょうど墓地が8枚になるため、それらをコストにしてジャオウガゼロを召喚。(目醒めの刻は墓地に戻る)
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⑤ジャオウガゼロで攻撃。ATでジャオウガゼロ、鬼々鬼ジャオウガ、パンヌダルクを連鎖させて連続攻撃しダイレクト。
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-その他ポイント
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・攻撃が届かなかった場合でも、墓地には目醒めの刻×3とジャオウガゼロのATで増やした2-3枚(と破壊されたジャオウガゼロ)が残るため、勇愛の天秤を唱えるだけで2体目のジャオウガゼロの召喚可能。
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・ニンプウタイフーンが引けなかった場合でも、墓地リセが直撃しにくいので勇愛の天秤などで捨てて引くという動作をただひたすら繰り返し、ジャオウガゼロ召喚を目指します。シンプル!
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・後攻の場合、手札にほんのわずかな余裕が出来るのでマナ置きは慎重に。
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◇各カード解説
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-《禁断 ~目醒めの刻~/禁断のドキンダム》
その特性と使い方は前述の通り。
枚数については、4枚では先行時にマナチャージすると使える手札が無くなってしまい、2枚だとニンプウタイフーンのリターン減って3tジャオウガゼロが難しくはってしまうため、どちらの難点も克服できている3枚採用となりました。
ただし、2枚採用時の動きやすさは3枚の時よりも明らかに上なので、別のカードで3tジャオウガゼロができるなら2枚も要検討です。
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-《鬼ヶ邪王 ジャオウガ・ゼロ》
マナに縛られず墓地のカードをコストに召喚できる上にフィニッシャーにもなるすごいカード。
クリーチャー以外もコストにできるので類似カードと比べて縛りが緩く、構築に幅を持たせやすいです。
全体SA付加なので後から出したメルゲ否男やカツラデランスをアタッカーとして参加させることもできます。
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-《鬼ヶ鬼 ジャオウガ》
ジャオウガゼロの弾。当たって連鎖できたらラッキー。
デモニオに他に適任がいなさそうなので、調整うまいなーと感じます。
意外とこのATの踏み倒し範囲は広いので今後ツインパクトが増えると押し込み性能が上がるかもしれません。
鬼タイムでの召喚も視野に。
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-《ニンプウ・タイフーン》
一発ネタとはいえ目醒めの刻との組み合わせで落とせる枚数は、2t目のアクションとしては多い方。
ブラッディクロスなど純粋に墓地のみを増やすカードと比べて、手札を減らさず次のアクションに繋ぎやすいのが強みです。
手札を細かく調整することはできませんが、やはり墓地を増やすスピードは随一なので初手にジャオウガゼロがあってもボトムへ送ることも厭わず唱えた方が良い場面が多いです。
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-《勇愛の天秤》
-《バッドドッグ・プレス》
-《「アフロ行きま~す!!」》
初手が実質2枚しかなく、このくらいしないとやりたいこともできないのでいずれもフル投です。
基本部分が同じなのでプレイの一貫性を保ちつつ、ブレイズクロー、テスタロッサ、ゼンノーといった厄介なクリーチャーを除去したり、ジャオウガ2種で蘇生+SA付加することで打点を増やしたりといった選択肢を持てるのはありがたいです。
次弾で新しい2コストルーターであるバーニング・フィンガーも登場するので、バッドドッグプレスは差し替え、あるいは1~2投になると思います。
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-「今も我らの願いはただひとつ」
3tジャオウガゼロをする時に必要なもう1つのカード。
ニンプウタイフーンの次に3コストのカードを使っても問題なく条件を達成できますが、1コスト呪文なので(タップイン)+1、1+2など同一ターンに他のカードと組み合わせて使いやすい。
クリーチャー側は希に攻撃に参加することも。
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-《ゲット・ザ・フューチャー》
-《コッコ・武・ルピア》
ゲームが伸びてしまった場合に、色々誤魔化すための除去カード。
どちらも目醒めの刻と絶妙に相性が良く、前者は目醒めの刻を捨てることで9コストまで破壊でき、後者は目醒めの刻を選んで山札に戻そうとすることで墓地の枚数を減らさず安定して3コスト以下のクリーチャーを破壊できます。
この枠は少し前までルーターや別の墓地利用でしたが、グダグダなったゲームに対応するために低コスト除去になりました。
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-《「非道」の鬼 ゴウケン齋》
ジャオウガゼロから踏み倒したいカード。
耐性持ちのアタッカーであり、返しのSA+革命チェンジのような動きを防ぐメタクリーチャーでもあります。
ジャオウガゼロでSAになるので、その流れで攻撃するとちょうど鬼タイムを達成できます。
デモニオの9枚目ですが、当然CRYMAXジャオウガも候補。
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-《パンヌダルク》
鬼ヶ鬼ジャオウガから踏み倒したいカード。
ジャオウガゼロ→鬼ヶ鬼ジャオウガから繋いだ時に出せればダイレクトまで届きます。
ちょうど良いタイミングで墓地に落としておく必要があるのがネック。
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◇採用候補
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-《ホメホメ老句》
後続が不安定になるとはいえ、墓地が増える量はなかなか。
JOEでトドメに使えるかもしれません。
両面カードを見ないで捨てさせる処理と説明が面倒。
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-《ダムダム・ジャーカーズ》
低コスト墓地肥やし呪文で悪くはないが、このデッキでは闇マナの確保が問題でした。
アフロいきまーすを回収できるのは少し嬉しいです。
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-《コオニ小町/世界はジャオウガ様のモノ!》
デモニオでジャオウガゼロから出せるものの、3コストの呪文はやや扱いにくい印象でした。
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-《ルピア炎鬼》
デモニオなのでジャオウガゼロから踏み倒せて、詰めに使えるかもしれません。
自分に影響あってもジャオウガ自体の召喚は可能なので、これともう一体で攻撃できるなら十分かと思います。
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-《「復活」の鬼ヨミノ晴明R》
GSを避けられる数少ないカードです。
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-《CRYMAX ジャオウガ》
このデッキではワンショットに使いにくいという致命的な相性の悪さはあるものの、場に残ったときに稼げるアドバンテージ量はやはり目を見張るものがあります。
鬼ヶ鬼から出せないので注意。
ただ、鬼タイムの条件が達成されてコスト軽減が発動するため全く相性が悪いというわけでもなさそうです。
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-その他
ゴゴゴ、ソンクンなど
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◇最後に
初手が2枚という強烈なデメリットを負ったデッキでしたが、
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このデッキの後に回すふつうのデッキのなんとストレスフリーなことか!
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実はこれ、目醒めの刻を頑張って救う使うためのデッキではなく、手札5枚に感謝するためのデッキだったのかもしれません。
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当たり前の日常が大切、、、みたいな。J-POPの歌詞かよ。
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以上『目醒めジャオウガゼロ』でした。